小ロットのお値段は確かに割高です。。。手がかかっております。

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こんにちは
デザインラボのmasaです
都内は日中,夏のような暑さを感じる日々です。

今週は大阪でもロハスフェスタ万博が今週末、来週末と開かれて
天気もよさそうで盛り上がりそうですね。
ロハスフェスタ万博

デザインラボへの問合せで
「少ない枚数でも安く作れるのでしょうか」というご質問がよくあります。

そこは、さきにお伝えしておかないといけないところでしたね( ..)φメモメモ

小ロットの生産では、大量生産とくらべて値段が安くできるということはありません。

10枚と100枚で比較してみると

製品は縫製工場で生産する工業製品になります。
そのため一枚あたりにかかる費用と時間がどうしても
10枚のほうが多くかかってしまうので
値段の違いがでます。

日用品でも一個で購入するときと、まとめて購入するときで値段が異なるのと
原理は同じです。

まず
生地を購入する場合
生地は「反」という単位で販売されています。
1反が生地屋から卸売り価格で購入できる最小単位です。
もちろん数メートルでも購入できますが、生地の「カット代」というプラスの手数料を支払えば購入できます。

少ないメートル数で購入する場合、色ごとに1500-2000円ほどのカット料という別途費用がかかります。

そのため1000円の生地を5メートル購入した場合
生地5000円分+2000円のカット料がかかり

生地の値段が1メートルあたり1000円だったものが1メートルあたり1400円の値段になります。
3メートルしか購入しなければ1メートルあたりの金額は1650円以上に変わってしまいます。

 

また製品に使用する付属(ボタンやテープなど)も
100個や30メートルという数量が通常量産時に購入できる最低数量です。
それよりも少ない数量で手配できる

「サンプル分」として購入し1.3-5倍程度の価格の最小単位で購入します。
それでも街の付属屋さんや生地屋さんより安く購入は可能です。

材料はこのように少量になると1.5倍程度の値段になって一枚当たりの費用にかかわってきます。

次に縫製にかかわる部分ですが
裁断という生地をパーツごとに切る作業があります。

この裁断の作業も一回の作業でたくさんの生地を重ねて作業する加工ですが
通常は一回の作業金額がパーツ数で定額の料金です。
10枚の裁断も200枚の裁断も同じ料金です
例えば仮に一回5000円の場合
10枚でしたら一枚あたりにかかるのは500円の費用ですが
100枚の場合は50円になりますです。

10枚だと手裁断といって手作業で裁断したほうが安い場合もありますので
一枚ずつ手作業でカットしてもらいます。機械を動かした方が高くつくので
手作業を入れざるを得ません。

ミシンで縫うときは

極端なことを言えば一枚あたりの縫う距離と縫製できるスピードが加工賃になってきます。

数量が多ければ
チームを組んで効率よく縫製ができます。ライン工場と言われております。
例えば袖を縫う人、身頃を縫う人、ポケットを縫う人、組み立てる人。
ただ同じことをやり続ければ、作業も早くなり効率もさらに上がります。

少なければ
小規模の工場で一人の人間が効率を考えて縫製していくという方法をとります。

少ない場合は
なれるまでに作業がおわってしまい
スピードが上がるというとこまでいかず
加工賃が下がるとか、そうのようなレベルの話まではできません。

さらに製品にかかる時間はどうでしょうか
少量だからといって早くできるということもありません
10枚を一人作業でで一日1枚しかできなければ10日かかります

100枚を5人のチーム作業で一日10枚できれば同じく10日です。

費用に換算すれば
一日10000円の人件費がかかるとした場合
100000円で10枚 一枚あたり10000円になり
500000円で100枚 一枚あたり5000円まで下がります。

半額でできます。

送料に関しましても
さまざまな材料を工場へ送り
また製品は送られてきます
10枚も100枚も同じ送料の場合
3回移動すれば
一回1000円だとした場合
3000円かかっているものが一枚あたりに
10枚では300円 100枚では30円となります。

総合的にどうしても
数量がすくなくなってしまうと
一枚あたりの費用が多くなり原価があがります。

それだけ人の手がかかっているということにはなるのですが

工場で作る工業製品ですので、費用がかかっている製品になります。

少量と大量の価格がちがうイメージができましたでしょうか

少量での生産は確かに高くなりがちですが、
その分在庫リスクは減らすことができます
テスト販売ができます。

限定商品にもできます。

大量生産は安く作れますが、
在庫がふくらんでしまいます。

これは金額と作るもので使いわけて
たくさん作ってもよいと考えられるものは大量に作って、そうではないものは少ない数量で作る。

流行に左右されるファッション商品ではなかなかできないかもしれないですが
デザインが変わらないシーズンレスのものは大量生産をして
値段をさげて作るというのも、仕入れ原価を考える上では大事ですね。

たくさんの購入してもらえるお客様の顔が浮かべば、たくさん売れるものにはなります。